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メアーズ・ネスト
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メアーズ・ネストの作品紹介

メアーズ・ネストのあらすじ

子どもだけが存在する不思議な世界を、少女が旅するロードムービー。詩的な映像の中に、未来への不安と希望が描かれる。

メアーズ・ネストの監督

ベン・リヴァース

メアーズ・ネストの出演者

ムーン・グオ・バーカー

原題
Mare's Nest
製作年
2025年
製作国・地域
イギリスフランスカナダ
上映時間
98分
ジャンル
SFファンタジー

『メアーズ・ネスト』に投稿された感想・評価

Omizu
3.8
【第38回東京国際映画祭 ワールド・フォーカス部門出品】
『ボーガンクロック』ベン・リヴァース監督作品。ロカルノ映画祭コンペに出品され、東京国際映画祭にも出品されている。

これはけっこう好きだな。一つ一つの映像が美しく、少女の旅を抽象的かつ哲学的に描いている。いかにも映画祭映画という感じで公開はされないだろうけど。

少女が旅するうちに様々な人々と出会うというだけで盛り上がりもないのだが、挑戦的な映像に感性を刺激される。

リヴァース監督作品は初鑑賞だが、確かに注目されるのもわかる。人によっては全然ダメな人もいるだろうけど、僕はすごくよかった。
3.1
【退廃的な世界を渡り歩く少女のモラトリアム期間】【東京国際映画祭】
■あらすじ
2024年の東京国際映画祭で『ボーガンクロック』が上映された、ベン・リヴァースの最新作。アメリカの小説家ドン・デリーロの一幕劇を原作とし、大人がいなくなった終末的な世界を舞台に、ひとりで旅を続ける少女ムーンが、出会った子どもたちとの対話の中で自分の生き方を見つけようとするロードムービー。見る者に様々な解釈を可能とする作品だが、気候変動、パンデミック、地域社会の空洞化など、現在の世界が直面する様々な問題が、フィルムの質感を生かした独特の映像の中に描かれている。撮影は地中海に浮かぶスペイン領のメノルカ島などで行われたという。ロカルノ国際映画祭コンペティションで上映され、地球環境の問題に配慮した作品に贈られる「緑の豹賞」を受賞した。

■みどころ
退廃した世界を少女ムーンが歩き続けるお話。 コメントし辛い。
旅するムーンが各所にいる子供たちと出会い、言語の由来云々だったり終末思想とは何たるか云々、コミュニティに入る事云々など子供が離すには知識レベルが限界突破したような話を各所で行っていく。
随所には子供たちの無邪気な遊びが挿話されたり、映画内で伊之助みたいな人が登場する映画を流したりと退廃的な世界の中で映像に封入されていく。
前情報通りの気候変動・パンデミックなどの終末化した世界の一端を感じさせる映像の同期づけをされていたり、退廃的な世界で大人が不在とさせてしまった世界の中で子供が大人として振舞う姿・終末的な思想を繰り広げたりする行為そのものは随所に挿話される無邪気な遊びとか映画を観る行為と同様に退廃した世界を過ごす上で自分自身が破滅しないようにするためのモラトリアムとも捉えられなくもない。
そういった意味でアート性が強く、一見すると何かを語っているようで語っていない姿は語る子供たちがいる世界と世界を渡る中での途方もない空気感が同居していると地球環境の終わった後の世界のモラトリアムとして静かながら描かれているのだと感じた。

とはいえ開幕から生命の起源が何たるか道端の亀を拉致って説教するバイダロフフォロワーをかまして、色々と紆余曲折した挙句に聞きたいこと知りたいことは沢山あるけど分かんねぇ!と開き直って荒野を走り抜ける姿は困惑する…w
今年の東京国際映画祭にバイダロフ新作もやる訳で、ジェネリックバイダロフとか「子供たちの説教」に改名しろと言われるのは分からなくもない。
決してつまんない訳ではないし映像は確かに良いが、意味ありげな事を説教したり尺稼ぎで遊び散らかす(そういった行為が退廃した世界を過ごすモラトリアムと言えなくもない)のをずーっと観てるのは流石に意識飛びそうになるて。

余談だが、歩き回って少女たちと討論する姿は東方Projectの東方紅魔郷みたいな姿を思わせるし、途中から鬼滅の刃の嘴平伊之助が出て来るし、最後はポストアポカリプスを意識してなのかbeatmaniaIIDXのDEATH†ZIGOQ 〜怒りの高速爆走野郎〜みたいな走りで〆るなど、監督は実は日本サブカルゲーマー好きなのか?と思った。
Rin
-
哲学的に味付けをした『かいじゅうたちのいるところ』──第38回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門。わたくし、哲学的な議論をする映画には好き嫌いの明確な分水嶺がありまして、それはトートロジーばかり使ってるか否か、なのであります。「AはAである」「AはBではない」「それはどうしてですか?」みたいなやりとりを繰り返されると思考する気力が削がれるので!本作はちょっと微妙なところで、中盤の言葉の応酬はおそらくソシュールの言語学(シニフィエとシニフィアン)を理論の礎にしていると思われ、統語論的には意味があるけど意味論的には意味がない言葉がCやDとして登場しているので、単純にトートロジーとも言えなそうなところがなんともむず痒い。

ラストショットの笑顔が素晴らしかったので少し加点。

信じられない書き順の「E」を見た。