Ryoma

キツツキと雨のRyomaのレビュー・感想・評価

キツツキと雨(2011年製作の映画)
4.3
冒頭から沖田節炸裂の独特な間から繰り出される言葉のひとつひとつがシュールな笑いを誘う。随所に感じるおそらくアドリブであろう演者の台詞や表情がホントに面白くそれこそ沖田監督作品の醍醐味だなと思った。ひょんなことから出逢った性格も境遇も異なる二人が次第に絆を深め、親子というより同級生の友達のように親しげに話す姿にとにかくほっこりした。ひとつの“出逢い“により、これからの生き方や物事の考え方、さらには家族を含めた他人への接し方や向き合い方さえも変わっていくこともあるんだなと。そういう“出逢い“は本当に素晴らしくかけがえのないものだなと改めて思った。そして、前々から聴いていた大好きな星野源さんの『フィルム』。主題歌だと知らなかったな。ホントにいい曲だ。落ち込んだり悩んだりすることは悪いことじゃなくそれがあるからこそ嬉しかったときにより幸せを感じられるんだよねと、エンドロール流れる源さんのこの曲を聴いて感じた。久しぶりにこの曲が入ったアルバム聴こっと!それにしても役所さんほんと美味しそうに食べるな〜。お腹空いてきた笑。あと、出番は少なかったけれど高良健吾さんがとてもよかった。
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