乙郎さん

わが青春のマリアンヌの乙郎さんのレビュー・感想・評価

わが青春のマリアンヌ(1955年製作の映画)
3.5
レンタルDVDで鑑賞。狂気の入れ子構造が見事だった。この物語を牽引する人物は、すべて外界からもたらされたもの、つまり「転校生」なんです。だから、物語が進むにつれて、虚構には手を触れることもできないが、虚構からは何か深い傷跡を与えられるという無常観の強い構造が二重にも三重にも増して感じられる。
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