わが青春のマリアンヌの作品情報・感想・評価

「わが青春のマリアンヌ」に投稿された感想・評価

mtmt

mtmtの感想・評価

3.5
帯に松本零士先生の激賞。原作は「痛ましきアルカディア」。なるほど、だから「わが青春のアルカディア」かと。少年の心に現れた幻影、そして美しい女性への憧憬。しかも母親に似ているって、それはメーテルの事ですかね?でも確かに自分も少年だった頃は、女性に対して似たような想いがあった事を思い出させてくれた。
Moeka

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3.7
柔らかい陽光がさしこむ幻想的な森、さえずる鳥たちにみずみずしい生命力を持った鹿たち、はちけれんばかりの青春生活を謳歌する少年たち。そこに現れた虚ろな目をもつ大人の魅力を持った女性。思春期に抱くミステリアスなひとへの憧憬、夢か現実かわからない一瞬の瞬きがファンタジックに描かれていてとても美しかった。すぎた過去は思い出は夢と同じ。夏の日差しも萌える草原もいずれは終わってしまうからこそ美しい。
「トーマの心臓」とか本作に影響を受けていそうだと思った。あと「雨月物語」に似てるとも思った。
ゆこ

ゆこの感想・評価

3.1
ひえ〜...何一つ謎が解明されないまま終わった

何よりも一番のホラーだったのはヴィンセントじゃない?
目がどんな時でも見開いてて不気味
喜怒哀楽の感情はあるけど本心がイマイチ掴めない...どことなく白々しい

森の風景の瑞々しさと暗さの絶妙な幻想感が最高
光に透ける木々の美しさが堪能できて眼福
ジャケ写真を見た時これはクラシックのオーソドックスな 安定の純愛ラブストーリーですよねーと思ったものですが‥‥ ちょっと違ってました。少しだけ怖かったです‥‥ なんか女子が怖かった 笑
マリアンヌ・ホルトという女優さんが演じたその役名も「マリアンヌ」。
(ちなみに「マリアンヌ」を英語読みで「メリーアン」。アルフィーの代表曲の一つにメリーアンがありますがあれは、たかみーがこのマリアンヌをイメージして書いたものらしいです。う〜ん確かにこの作品、たかみーの雰囲気に合いそう‥‥ププ^ ^ )
主人公のヴァンサン(ピエール・ヴァネック)が学校の近所にある古城へ探検、肝試しの感覚で侵入し そこに住む?マリアンヌと出逢うのですが、それは美しく、神秘的で気品のある女性。 ‥の幽霊。
幽霊というとどこか妖しげで毒々しさを含む美しさを持つような女性のイメージがありましたがマリアンヌはごくフツーの清楚なお嬢様の雰囲気。古城に現れる幽霊なのだからやはりご生前はお姫様もしくは高貴なお家柄のお嬢様でいらしたのでしょう。これまで観たような見るからにお化けって感じじゃない女子がお化けだったりするところが逆に怖いです。
そしてヴァンサンは幽霊とは知らずにマリアンヌに惹かれてゆきます。それプラス、ヴァンサンが学ぶ学園の園長の姪、リイズ(イザベル・ピア)は密かにヴァンサンに想いを寄せていたが古城に行って以来のヴァンサンの変化に気づいたリイズの嫉妬心メラメラな感じもまた怖いです。この作品の主要女子は怖いです。怖いといっても霊的怖さとは別ですけどネ。この作品てジャンル的にホラーなのかは謎です。
10年前くらいにこの作品を知って
その時は日本語字幕のDVD自体が無かったから諦めてたけどここ数年で待望の日本語字幕DVD化。
そしてようやく見ることになった。


見入るだけの内容ではあるけど
もうちょっと説明して欲しい所も
ちらほらあって主人公の霧は晴れても
見るものにとっては濃霧が広がってしまう作品だった。
黒沢清 監督「贖罪」に登場する小泉今日子みたいな感覚なのかな。
KMD

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3.1
青春映画の金字塔といえど、さすがに年下の女の子フルボッコは引く。恋というよりマリアンヌに取り憑かれている。主人公は最後まで青春の残り火に追いすがる。
Arisa

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3.4

このレビューはネタバレを含みます

マリアンヌは銀河鉄道999のメーテルのモデルらしい。

白黒、薄暗いファンタジー。

動物と心を通わせられる少年と、古城に幽閉されたマリアンヌはディズニーアニメみたいにキラキラ。
なのになぜか男子だらけの寮に一人だけ住む支配人の娘が、誘うわ脱ぐは動物を殺すはでマリアンヌと対比するかのような、汚い現実感…。

現実目線から観ると、マリアンヌは夫に捨てられて精神を病んだ女性だけど、
ファンタジー目線から観ると、幽閉されたお姫様そのもの。
なんの結論も出さずに消えてしまうので、
本当はどうだったんだろう…と想像が捗る。

色々な作品に影響を与えたっていうのにも納得*\(^o^)/*
「名作」というカテゴリーから離れた面白さ デゥヴィヴィエ「わが青春のマリアンヌ」

クラシックは面白いですね。
この作品が「名作」じゃなかったのはデゥヴィヴィエにとって本当に良かったことだと思います。
実際ルネ・クレマンの「居酒屋」などこの世から消滅しても誰も不幸に思わない普通の「名作」です。
それにしても幽霊屋敷の召使、何という眉毛か。あんな太い眉毛どんな映画でも見たことないww
ゆゆこ

ゆゆこの感想・評価

3.6
薄暗い林の中の、
仄かな霧と、陰影の輝き。
湿気た広い湖に匂う、
淡い人影と幻想。

母を想いつつ、寄宿舎にやって来た
端整な顔立ちの青年ヴィンセント。
彼には霊感があると知り、
不良冒険部の一員に呼ばれ、幽霊屋敷へ行くことになる。

不穏さをのこしたまま、何かが現れそうで現れない屋敷に隠れていた、
"妖精"マリアンヌ。

幻想的な白黒の世界、
霧の濃い森、
幽霊、
嵐、
友情、恋。
死。

それらがヴィンセントの成人への通過儀礼となり
残酷かつ美しく迫ってくる。

母から離れた、女性への目覚め。

まるで夢見心地ダーク・ワンダーランド。



追伸:
嵐の中、成長して男になって帰ってきたヴィンセントの、内部まで嵐で荒れ狂う寄宿舎での興奮ぷりな動作にすごく時代を感じた私 (笑)
なんだあの大胆で態とらしい俊敏な動きは…
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