なかなかシビアな物語だった。
解雇通告人。
ライアン・ビンガムの生きがいは
各地を飛び回り1000マイルを貯めて
名誉会員になる事。
これを 男は名を残したがるとマーキングになぞらえたのには笑ったw
突然解雇される大勢の中にJ.K.シモンズも居て。
彼等の多くが家族を養っており
解雇する側ライアンは独り身。
相手の事情を察する気持ちなんて持ち合わせていない。
出張の無駄を省くのに
新入社員ナタリーが考案したネットでの解雇通告も 今の時代ならでは。
対面でのゴタゴタも避けられるしね。
しかし うまくはいかないのが 人対人。
メールで恋人からの別れがきたナタリーに
ネット解雇と同じだと言い放つのもシュールだったw
人生の価値観の違いは人それぞれだから
他人が非難するものではないけれど
妹の結婚式を機に
家族を重荷だと捉えていたライアンのマイレージマイライフが揺らぎ始めます。
都合のいい時の相手 アレックスが居ても
実は 彼女の事は何も知らなかった。
念願の目標1000万マイルを達成した彼には訪れたのは虚無感。
家族を生む意味とは？？
ラストに 解雇された者たちのインタビューがあります。
力づけてくれたのは家族だと。。。
そして 転機を妥協と取るか？
新しい人生を踏み出すチャンスと捉えるか？というメッセージもあり。
ライアンのメンタルの強さは 見習いたいものでありました。
