とり

インベージョンのとりのレビュー・感想・評価

インベージョン(2007年製作の映画)
3.3
ジャック・フィニィ原作のリメイク映画。
スティーヴン・キングファンならばボディ・スナッチャーは押さえておかなければならない作品筆頭ってところ。
今これをリメイクする理由がよくわからん、というのが一番の感想です。
原作はおそらくソ連を想定して書かれたのだと思いますが、今の時代そういう誰もが無意識のうちに刷り込まれてる得体の知れない隣人の恐さというのはそれほどではないのでは、と感じます。
純粋にSFとして見ても題材自体がそもそも古臭いし、ゾンビものの亜流の域を出ていません。
どちらにしてもこの作品からは「みんなわかってて観にきてるよね?王道ストーリーなんだし、今更隠す必要もないよね?」的な開き直りが感じられます。
終盤のカーチェイスはなかなか見ものでしたが、それ以外は呪文のように繰り返される「眠っちゃだめよ!」がみょう~に私の心に響いてきて、こちらまで寝てしまいそうになりました。
さなぎの見た目はいい感じのB級っぽさが出てたので好感持てました。でも本来は莢(さや)なんですよ。
ニコール・キッドマンはいまおいくつ?
ゴージャスな大人の女性っぷりが堪能できたので、なんだか結果として鑑賞後はそれなりに満足できてしまいました。
意味のない露出サービスもしっかりあったし、意味のないスケスケパジャマの下のTバックとか、観客想定外の出血大サービス。
私もあんな顔に生まれたかったな~トムクルーズあほやな~。そんな事ばっかり考えながら観てました。
新ボンドのダニエル・クレイグ・・・ただの脇役すぎ!
よく出演OKしましたね!あわよくば共演のニコールとのウハウハを狙ってたとか?
全体的に無難路線で突出した部分もない代わりにそれなりに楽しめる作りでした。
ゲロゲロ~のくだりだけは爆笑もの、拍手です。
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