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死霊の盆踊りのAQUAのレビュー・感想・評価

死霊の盆踊り(1965年製作の映画)
1.0
初めてネタバレボタンを押さなくてもネタバレが心配にならない作品だ。
冒頭の蛭子さんみたいな男の人がカンペ読みながらのストーリーテラー登場から不穏な兆しがあり、続いてネタ探しに明らかに運転してない車で墓地に向かうカップルの登場。そしてカメラワークだけで表現する壮絶なる事故によりカップルは死霊たちの宴の世界へと足を踏み込んでしまうというこの愛すべき世界観、そこではえび・・夜の帝王に対して死霊どもがトップレスになってでも踊りを披露し満足させるという地獄の宴の始まりであった。

新婦女の胸をプルプルさせている時の表情、ネコ女のガキ使のおばちゃんを思い起こさせる腰つき、黄金女(ちまちまあげないでまとめてあげろよってツッコミたくなる)、ゾンビ女のゾンビ版セーラー服を脱がさないでの振り付け等々注目ポイントは沢山あります。

確かに捕まってこの宴を見させられ続けるのは拷問でしかない、、、 (ハッ!)観客もその場とある意味融合して擬似体験できる20世紀のバーチャルリアリティの先駆け的作品だったのか?!

とにかくもう一度エド・ウッドが観たくなりるにちがいありません。

映画.com参照
墓場からよみがえった美女の霊たちが裸で踊り狂う姿を描き、映画評論サイト「Rotten Tomatoes」で0%のスコアを叩き出すなど“史上最低の映画”としてカルト的人気を集めるエロティックホラー。満月の夜、人気のない荒れ果てた墓地。棺桶から目覚めた夜の帝王クリスウェルは、闇の女王に命じて不幸な死を遂げた女たちの霊を呼び出す。次々とよみがえった女たちの霊は、豊満な肉体を揺らしながら裸になって踊り狂う。ホラー作家のボブは作品のインスピレーションを求めて恋人シャーリーとドライブしていたが、事故を起こして墓地に迷い込んでしまう。2人はミイラ男と狼男に拉致されて墓石に縛り付けられ、死霊たちの裸踊りを延々と見せられることになり……。「プラン9・フロム・アウタースペース」の監督エド・ウッドが脚本を担当。日本では1987年に劇場初公開。2019年12月には、新宿シネマカリテで開催の特集上映企画「サイテー映画の大逆襲2020!」で、HDリマスター版が上映される。

死霊の盆踊り
Orgy of the Dead
1965/アメリカ
配給:エデン
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