「エクソシスト」シリーズの第4作目。
「エクソシスト」に登場したメリン神父の若かりし頃(といっても年は結構いってるけど)のエピソードでナチスの卑劣な行為によって罪のない人々を死においやってしまった後悔から自身は神父の資格がないと心に傷を負ったメリン元神父は考古学者としてアフリカで埋もれていた教会の発掘に向かう、そこでは流行り病によって壊滅した村があり周囲では奇妙な出来事が起こっていた・・・というお話。
監督がレニー・ハーリンだからか全体的な作品の印象はなんか暗さがなく、いい意味で映画してるって感じだし、ちょっとした犯人捜し的な要素もあいまって個人的にはそこそこ面白かった。
地元民と発掘を守る為に仕切る軍人との対立や不可解な出来事が身近にあることで精神的に異常をきたし始める人々、そこに宗教と悪魔のオカルト要素が絡んで後半にむけては一気にホラー感があがります。
映画com参照
「エクソシスト」シリーズの第4作は、73年製作のシリーズ第1作「エクソシスト」の前を描く物語。この作品に登場したメリン神父を主人公に、彼の若き日の悪魔との初めての遭遇を描く。第2次世界大戦末期、ナチスの残虐行為を目撃したメリン神父は信仰を見失って放浪の旅に出て、アフリカの教会遺跡発掘現場で不可思議な現象に見舞われる。撮影は名手ビットリオ・ストラーロ、音楽は元イエスのトレバー・ラビン。
2004年製作/114分/アメリカ
原題:Exorcist: The Beginning
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:2004年10月16日