よーだ育休準備中

ナイト ミュージアムのよーだ育休準備中のレビュー・感想・評価

ナイト ミュージアム(2006年製作の映画)
3.5
冴えない中年男性のLarry(Ben Stiller)は職業斡旋所からの紹介を受けて自然史博物館で夜間警備の職に就く。初出勤の晩、彼は展示物が館内を走り回るという驚くべき光景を目の当たりにする。


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そ の よ ぉ だ !

ーThis review will self destruct in 5sec.


◆ Don't let anything in or out.

マンハッタンに位置するアメリカ自然史博物館。ここに展示されている古代エジプトのファラオAhkmenrah(Raimi Malek)の石版には不思議な魔力が宿っていて、夜ごと展示物に生命を吹き込んでいるのだったー。

解雇される高齢の前任警備員たちから『誰も中に入れてはいけないし、外に出してもいけない。』という意味深な引き継ぎを受けた理由が直ぐに明かされました。なんとも夢のあるストーリー。世界最大規模の所蔵品数を誇る博物館に展示された骨格標本や剥製、蝋人形からミニチュア模型にいたるまで命が宿ります。

ティラノサウルスは骨のままだったのに、ファラオのミイラは(ハムナプトラとは違い)みずみずしくてツヤツヤでした。石版の主特約でしょうか。確かに【ハムナプトラ】みたいなカラッカラの干からびたミイラが館内を歩き回るとファミリー向け作品にしてはホラー色が強くなってしまいますね。


◆ I'm made of wax, Larry.
ーWhat are you made of?

化石や剥製など《かつて生きていた》展示物は勿論のこと、銅像や蝋人形など《模して造られた》展示物にも個性的なキャラクターが付与されているのが楽しい。

かつてユーラシア大陸に大帝国を築いたフン族の大王Attila the Hun(Patrick Gallagher)は、異国語を叫びながら直ぐに他人を八つ裂きにしたがる野蛮なキャラクター。ちょっと間の抜けたネアンデルタール人たちや、ずるがしこくて悪戯ばかりするオマキザル。言葉を発さずに戦いを続けている南北戦争の兵隊マネキンたち。

個性的な展示物たちの中でも特に目立っていたのがミニサイズのリーダーたち。西部開拓時代の探検家Jedediah Smithは、ジオラマの世界で隣の展示コーナーにまで鉄道を延伸させようと目論みます。そのお隣さんとはコロッセウムを中心とした古代ローマ帝国のジオラマ。此方も皇帝Octaviusが領地拡大を狙っています。陣取り合戦を繰り広げるである二人をOwen WilsonとSteve Cooganが好演しています。

そして、展示品の中で最も欠かせない存在であったのが合衆国第26代大統領のTheodore Roosevelt。四苦八苦する新米警備員に助言を与えてくれます。個性的すぎる展示品の中で唯一手放しで頼れる存在でした。演じるのは名優Robin Williams。B.Stillerとの新旧コメディ俳優の共演は見応え抜群。R.Williamsの演技がコメディによりすぎていないバランスも丁度良かったです。


エントランスホールでEWFのSeptemberを流す楽しげなエンディングシークエンス。大変な仕事かもしれないけれど、間違いなく時給以上の価値がある仕事であると感じます。

ーThis is not worth $11.50 an hour.

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Dear.その夏っち

こんな博物館でバイトしてみたいなって思った(⌯'ᵕ'⌯)´-
夜の博物館とか不気味そうな印象だったけど、
こんなに楽しげなら不審者が来ても怖くないよね!‪𐤔𐤔‬