よーだ育休準備中

ドラえもん のび太と鉄人兵団のよーだ育休準備中のレビュー・感想・評価

3.0
スネ夫から高性能ラジコンロボットを自慢されたのび太は、悔しさのあまりドラえもんに巨大ロボットを出してくれと頼む。呆れて北極へと涼みに出かけたドラえもんを追いかけたのび太は、雪原で電子音を発する謎の球体と巨大な片足を発見する。

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|| 『 90's_animania 』 ll
|| 提供 あちゃん よーだ ll
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 (  ) ̄旦 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∕


◆大長編ドラえもん第七弾

藤子・F・不二雄(当初の名義は藤子不二雄)により1969年から連載された日本を代表する漫画『ドラえもん』の大長編作品。

大長編七作目のテーマは『ロボット』。
高性能なロボットといえばドラえもんだと思うのですが、ここ最近は子供たちから舐められている傾向にあるようです。これは彼のキャラの問題?

今作では白亜紀にも、宇宙にも、魔境にも、海底にも、魔界にも出かけたりしません。今作で初めて、ドラえもんたちが《地球に飛来する脅威を迎撃する》というテイストで物語が進んでいきます。はるか遠くのメカトピア星から、ひそかに地球を侵略する計画を練っている鉄人兵団たちが恐ろしい。


◆ あそこしかないな!
ーうふっ、しずかちゃん家のお風呂!

のび太さん本当に最低。

鉄人兵団が飛来するというニュースを誰も信じてくれず、自分たちの力だけで地球を守ろうとするのび太たち。現実世界を守るため、ひみつ道具《逆世界入り込みオイル》をつかって《鏡面世界》を舞台に迎撃を試みます。

オイルを垂らすための《平面》を探すのび太が真っ先に思い浮かんだのが、しずかちゃん家の湯船。採用するドラちゃんも最低!

しずかちゃんと敵ロボットの少女リルルとの間に生まれた不思議な絆には考えさせられるものがあります。人間とロボットの宗教観や残酷な差別と戦いの歴史は鏡面世界が写すように合わせ鏡。人類を下等な存在とみなしていたリルルが人間の道徳心や価値観に理解を示す姿にはターミネーターみを感じます。

相変わらず予定調和なラストではありますが、リルルがアイルビバックしたあたりにもやっぱりターミネーターみを感じました。


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Dear.あちゃん

『海底鬼岩城』あたりからしずかちゃんが一番強キャラな気がしてならないよ...。
しずかちゃんになら尻に敷かれてもいい気がしてきた...。