ぎー

レッドクリフ Part Iのぎーのレビュー・感想・評価

レッドクリフ Part I(2008年製作の映画)
3.0
【ジョン・ウー特集1作品目】
映像が圧倒的!
戦闘シーンの迫力だけじゃなくって、孔明達が会話している時の上質さ、小喬が醸し出す色気とか、全部が凄い。
三国志演義を丁寧に映画化していて勉強にもなる。
ただ、正直長い!
なかなか話が進まない。
もの凄い金額の製作費をかけたそうだから、こだわりのシーンを丁寧に見せたいのは分かるんだけど、ちょっと集中力続かなかったな。
パート2とまとめて一本の映画でいけた気がする。

一番印象に残っているシーンは、孔明が周瑜に会いに行った時に、呉の軍隊で水牛を盗んだ兵士が出ちゃったのに対して、周瑜が盗んだ兵達を庇った場面。
周瑜の人間性というか、頭の良さというか、全部が凝縮されていた気がした。
全てを理解して感動している孔明も格好良かった。

曹操はどうしても悪者になっちゃうよね。
実際はどうだったんだろう。
関羽を気に入って捕虜にしないで逃がしたり、男気もある気がするんだけど。
中国なんて女性いっぱいいると思うのに、周瑜の奥さんの小喬に粘着してるのはちょっと気持ち悪いけど。

劉備はこの映画でも穏やか。
何も賢いこと言ってないけどね。
孫権はキリッとしてて格好良い。

何よりも、周瑜と孔明はイケメンすぎる。
頭めちゃ良くて、顔も完璧とか最強じゃん。
自分は男だけど、二人が琴奏でてるところとか、破茶滅茶セクシーだった。

関羽と張飛はもちらん大活躍してたけど、趙雲も同じくらい活躍してて嬉しかったな。
最初の劉備の子供守るところとか、ヒーローみたいだった。
でも、あの張飛の素手で敵薙ぎ倒してく感じは最高だよね。

赤壁の戦いの前哨戦も迫力満点だった。
孫権の妹さん強すぎる。
馬を完璧に操ったり、劉備失神させたり。
ロード・オブ・ザ・リングのエオウィン思い出した。

事前に知ってはいたけど、2.5時間弱も見て、赤壁の戦いまでいかないのはやっぱり、ちょっと長過ぎた気がする。
映像も最高だし、とっても面白いんだけど。
子供の時は大好きな映画だったんだけどな。
あと、中村獅童が記憶よりも遥かに目立ってて嬉しかったし、表情やアクションのキメ方がスーパー格好良かった。
ぎー

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