シネマJACKすぎうら

ゴッドファーザーのシネマJACKすぎうらのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)
5.0
「アメリカはいい国です。。」葬儀屋のセリフから始まる、一大叙事詩の序章。
マフィアを絶対悪としてではなく、アメリカ社会を織り成す一階層として捉えた象徴的なオープニングかと。

もう好きすぎて、何から書けばいいのか判らないほど大切な映画(笑。

子供のころ、週末になると家の近所の公園が暴走族の溜まり場となっていた。彼らがクラクション(?)で奏でるのが、この映画の”愛のテーマ”。親父がよく「映画音楽大全集」みたいなレコードかけてたので、それがこの映画の主題曲だということだけは理解していた。

初めて観たのは、中学生の頃だっただろうか。前述の経験から、さぞや極悪な映画なのだろうと覚悟して臨んだのだが。。
多少の暴力シーンはあるものの、実に気品溢れる家族愛の物語だと知り、拍子抜けした記憶が。

「仲介者が裏切り者だ」ビト・コルレオーネが跡取りとなった愛息マイケルへ贈った最後の助言。なぜか、このセリフが脳裏に焼き付いて離れない。
まあ、実際に役立ったことなど一度もないのだが。(当たり前か 笑)