シルベスター・スタローンの代表作「ランボー」と肩を並べる不朽のボクシング映画ですね、イタリアの種馬のリングネームをもつロッキー・バルボア（シルベスター・スタローン）はサウスポーとそのタフさの為、対戦相手からは煙たがられボクシングを10年続けてきたもののジムのコーチ、ミッキー（バージェス・メレディス）にも追いやられ、借金取りの仕事をしながらくすぶっていた、ロッキーは友人のポーキー（バート・ヤング）の妹エイドリアン（タリア・シャイア）を口説こうと話しかけるが無口で奥手なエイドリアンはつれない素振りを見せるだけだった、そんなある日ヘビー級チャンピオンのアポロ・クリード（カール・ウェザース）の対戦相手がケガにより欠場、すでに大金をかけてマッチを組んでいた為、アポロの鶴の一声で無名な者にチャンスを与えチャンピオンと対戦する権利を与えることに、そこで選ばれたのがロッキーだった・・・というお話。
昔から鑑賞しててラストの「エイドリアーン！」と呼びかけるシーンとフィラデルフィアで階段を登り切ってガッツポーズを取る姿はあまりにも有名ですが、今きちんと最初から見始めてみると単なるボクシングの映画だけでは終わらない、まさにアメリカンドリームを描いた傑作ですね、それまで不器用で無学ながらも夢見て続けtきたイタリア人が夢を掴むチャンスを与えられ、周囲の人々もとたんに手のひらを返す人間模様を描いた秀逸な人間ドラマ。特に個人的に好きなシーンはコーチとの腹のうちをぶちまけたシーンですね、ロングでふたりの姿を映したそのシーンは観てて微笑んでしまいます。
映画.com参照
青年ロッキーはフィラデルフィアのスラム街に暮らす4回戦ボクサー。ある時、世界チャンピオンのアポロがロッキーを対戦相手に指名してきた。もし15ラウンド終わってもリングに立っていることができたら、自分がただの三流ボクサーでないことを証明できる……ロッキーは愛する女性エイドリアンのために死闘を繰り広げることに！ 無名だったスタローンは主人公さながらのアメリカン・ドリームを成し遂げ、この一作で大スターに。
1976年製作／120分／アメリカ
原題：Rocky
