よーだ育休準備中

ONE PIECE ワンピース THE MOVIE エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜のよーだ育休準備中のレビュー・感想・評価

3.5
高熱にうなされる航海士ナミを救うために、ルフィはドラム島唯一の医者を求めて険しい雪山を登る。山頂の城でルフィは魔女と呼ばれる医者「Dr.くれは」と、ヒトヒトの実を食べたトナカイ「トニートニー・チョッパー」と出合う。時を同じくして、海賊黒ひげの襲撃時に一度ドラム王国を捨てた極悪非道のワポル王が長い航海を経てついに帰還する。

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|| 『 90's_animania 』 ll
|| 提供 あちゃん よーだ ll
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 (  ) ̄旦 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∕


ー フィルマ王に俺はなる!(どん!)


◆劇場版「ONEPIECE」第九弾

前作『エピソード オブ アラバスタ』と同様に既存のストーリーがベースになっている。アラバスタ編と比較してドラム島編は尺が短いので、前作のような違和感だらけのツギハギではありませんでした。それに何より(作画のテイストに好き嫌いはあると思いますが)作画崩壊していなかった点を大いに評価します。ONEPIECEの劇場版作品に対する期待値が爆下がりしてたからな。

おそらくアラバスタ編のと切り離したい意図があったのでしょう。ニコ・ロビンおよびフランキーが仲間に加わった上でのイフストーリーとして作られていました。原作でのビビの役割をロビンが担っており、カルーの立ち位置をフランキーが代替していました。キャラクターの置き換えが容易であり、イフの世界線という設定変更が物語の進行を妨げることはありませんでした。

ドラム島編は『現在パート(上陸)』『回想パート』『現在パート(決戦)』のシンプルな骨子であるため、些細な設定変更程度は問題なく耐え得る下地があったのかもしれません。『回想パート』に関しては殆ど修正されておらず、泣かせ所はしっかり浸れました。


◆劇場版で過去一素晴らしかったオリキャラ

殆ど手が加えられていない『回想パート』に比べて『現在パート』は大きく修正されていました。エニエス・ロビー編以降のドラム訪問というイフの設定に加えて、悪食暴虐王ワポルの兄ムッシュールの登場。新規キャラクターである彼の設定が非常によく練られていました。


︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎☑︎ 王位継承順位がワポルより上では?

マジキチ武勇伝により国外追放されていたエピソードで解決。原作よりレベルアップした状態でドラム島を訪れたルフィたちに合わせて、敵キャラをパワーアップさせる効果も。


︎︎︎︎︎︎☑︎ 超人系ノコノコの実?

視界がぼやけてよく見えなかったチョッパーの「ギノ゙ゴ」シーンに重なるような悪魔の実をチョイスするこなれ感。猛毒の能力は医療大国ドラムとの親和性も抜群でした。


︎︎︎︎︎︎☑︎ ワポルが逃げ出した理由?

原作では「黒ひげに敵わないから国を捨てて逃げ出した」卑怯な王様でしたが、今作では「黒ひげに対抗すべく兄を連れ戻しに行った」事という設定。ワポルの畜生感は一瞬薄れましたが、ノコノコの猛毒を利用して『国民を選別する』『国民を入れ替える』という更に鬼畜な考えを披露しました。小物感が薄れて残虐性が増していました。


◆バカにつける薬はないのだから!!!

一方、不憫だったのがドルトンさん。ウシウシの実モデル野牛の力を披露するシーンはありません。結果として、イッシー20がワポルに反旗を翻した名シーンもちょっとよく分からないことになっていました。

『もう失ってはならないんだ!!
そういう・・・“バカな男”を・・・!!!』

その「失ってはならない」バカな男が
野次馬に紛れてピンピンしておるんだが・・・??


Dr.ヒルルクの最期のシーンも同様です。

『なぜ泣く ドルトン君』

『国も・・・!同じだろうか・・・』

なぜそこ居る?ドルトン君?


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Dear.あちゃん

イフのストーリーが始まった時は「またやっちまったか・・・」と思ったけど、観てみたら結構良かった(๑° ꒳ °๑)!!

ラパーンの恩返し(ガル)があったらなお良かったな。あいつら結構好きなんよね。