ニクガタナ

ロボジーのニクガタナのレビュー・感想・評価

ロボジー(2011年製作の映画)
3.4
社長にロボット開発を無茶振りされるメーカーサラリーマンと孤独な老人の悲哀を描く、矢口監督らしいドタバタお仕事コメディ。シロモノ家電メーカーが作った人型ロボット「ニュー潮風」の哀愁漂うデザインが秀逸。繰り返される転落事故が愉快。ロボットの内部が人間であることがいつバレるかハラハラする影武者ものに似た面白さ。ミッキー・カーティスってよく自主映画に出てる印象があるくらいで、魅力が分からんかったが、主演した本作では偏屈な老人を好演。開発者たちの弱みを握ってだんだん遠慮なくなってく感じが面白かった。ヒロイン吉高由里子のこういうコメディ芝居好き。メインキャストが濱田岳やチャン川合と作業着姿の冴えない男達ばかりで華がない。よくこんな地味な企画が通って制作できたなぁと感心する。
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