mh

悲しみの青春のmhのネタバレレビュー・内容・結末

悲しみの青春(1971年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

イタリアのホロコーストものなんだけど、富裕層ユダヤ人視点という試み。
正統派な美男美女が多くて、みんながみんな同じに見えるという相貌失認症泣かせの配役。
イタリアであることは会話の端々からわかるんだけど、黒シャツ隊の話題が出るでもなく、パルチザンの話題が出るでもない。ただ、黒シャツ隊と思しきひとたち、パルチザンと思しきひとたちは登場している。
ユダヤ人であることは過越しの祭り(ユダヤ教の祝祭)を祝うことで表す。「総統」がどっちを指してるのかわからないなど、全体的にわかりにくくてしょうがない。
テニスやサイクリングなど富裕層の青春描写が良かった。使用人はいるけど「1900年」みたいな小作人たちはいなかった。
いったんはダッハウ強制収容所で入れ墨も入れられたがナチ党に入会することで助かったみたいなプロットもあった。
デビュー間もないドミニク・サンダとヘルムート・バーガーの美しさも把握。
そっか、「ひまわり」の監督さんなのか。こっち先見ちゃったよ。
順番間違えた気がしてやまない。
mh

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