とり

俺たちフィギュアスケーターのとりのレビュー・感想・評価

3.2
なんつう邦題。脱力感におそわれる。
日本での公開が未定だった時にSHOWBIZ COUNTDOWNで存在を知り、ぜひ観たいなぁ、でも日本での公開はなしかなぁって思ってました。
そしたらいつの間にかヘナチョコタイトルで公開決定して、気付いたらけっこう大好評だったという、アメリカのコメディ映画としては異例の出世作。
結局レンタルで観ましたが、別にビデオスルーで良かったと思います。
確かに手堅い面白さやユルさはたくさんあるんだけど、もっと下品でもっと突き抜け感が欲しかった。
制作側としては作ってるうちに手応えを感じ始めて本気になっちゃったって感じ?
スケートシーンは新鮮だったし見ていて楽しかったので、もっと増やして欲しかったです。期待してたほどスケートシーンがなかった。
過去に活躍したスケート界の有名人たちがチョイ役で出てたり、ちょっとした会話にのぼったりしてるので、詳しい人はより楽しめると思います。
私は名前ウロ覚え程度しか知らなかったのでちょっと損をしてそう。
ウィル・フェレルがセクシーな色男役、しかもあのヘアスタイル。
そしてスケーターにあるまじきブヨブヨ体型。これが一番のツボかなぁ。
前半は豪快に突き抜けていて良かったけど、後半すっかり丸くなって小さくまとまってしまったのが残念です。
しかもなんじゃーあの終わり方は。
DVDにカットされたシーンがいくつか入ってましたが、どれもアクが強かったので、より一般受けを狙った結果のカットだったんでしょうね。でもそういう姿勢が私の物足りなさにつながったのかもしれません。
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