FutosiSaito

ロアン・リンユィ/阮玲玉のFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

ロアン・リンユィ/阮玲玉(1991年製作の映画)
4.8
 ちあきなおみを思い出した。(役に)感情移入しすぎてしまうアーティスト。
 役になり切るあまりに、OKテイクのあともずっと泣き続けていたり、共演した相手を次々と好きになったり。
 ちあきなおみも、夫、宍戸錠の弟、郷鍈治がなくなった時に「私も一緒に焼いて」とすがりつき、もう歌えないとコメントしたまま復帰していない。
 本当のディーバ(歌姫)なのだと思う。
 ロアン・リン・ユイも天性の女優なのだ。
 その感受性のまま生きたため、社会とは相容れなかったとしても、その生涯と作品は生き続ける。
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