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デューン 砂の惑星PART2のFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.0
 引きが多い壮大なスケールの映像だらけ。同じCGに頼ったものでも似通ったアングルが多いなか、これは違う。監督の絵コンテ=イメージが、いかに優れているかということだ。
 一方で顔と表情のアップも多い。それがまた、きまっている。砂漠の惑星なのに、明るいトーンを抑えて、暗めにしていることで重厚感を得ている。
 安っぽい光線や電子機器を使わずに、肉弾戦や白兵戦中心の戦闘シーンも、壮大な物語にふさわしい。その一方で、かなりのロングショットにより巨大戦艦が砲撃するシーンもある。
 スケールの映画だ。
 一見、優男(やさおとこ)のティモシー・シャラメも体を張ったアクションで、救世主にのし上がっていく。
 大戦をも辞さない権力者に成長していくのが怖いくらいで、これもまたすばらしい。
 多くの指摘どおり、スペースオペラのスターウォーズとは対極の、SF神話だ。
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