この映画をみると優しさについて考えさせられた。
人はなにか決断をするときには、自分への利益と、他人への利益を天秤にかえる。
つまり、優しさとズルさのバランスをとっている。
しかし、レニーの場合は同時に2つの感情を扱うのが難しく、ひとつの感情で判断しているんだと思った。
だから、あるときは誰よりも優しくなれ、逆にあるときは誰よりも残酷になってしまうんだと思う。
人間は絶妙なバランス感覚で生きている。
どんな人間にも善と悪はある。
だから、上手く生きるには自分が他者をどうみるかに尽きると思う。
人の良い部分だけをみて、悪い部分は考えない。
悪い部分なんてだれにでもあるんだから。