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遠い空の向こうにのyuhiのレビュー・感想・評価

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)
5.0
炭鉱夫の息子として生まれ、親の仕事を継ぐことが当然のように決められるホーマー。

しかしある10月の夜にソ連の人工衛星を目にし、ロケット作りを開始する。
だれもが炭鉱夫として働く小さな町で、外の世界にでることを夢み、周りの応援を力にしながら、夢を現実のものに近づけていく。ロケットがどんどん小さくなる様子には思わず涙を誘われた。
「時には人のいうことを聞かないことも大切よ」というライリー先生の言葉には教師としての信念みたいなものが感じられた。
また「あなたが町を出ることで、自分の教師人生は報われる」という言葉に、人の夢は周りの夢まで叶えてしまうんだと気づいた。

僕はこの映画をみるのは3度目くらいです。前回見たときは中学生でした。そのときはホーマーのように真っ直ぐに努力しようと決意し、勉強に打ち込みました。しかし、僕は自分の目標にしか目がなく周りの家族や友人との距離がどんどん離れていきました。
僕は3度目にして、ホーマーと自分は大きく違うことに気づきました。彼は周りの人々の力を自分の力に変えています。しかし僕は独りでできると思い込み、周囲の人々を自分の邪魔をする足枷のように思っていました。

僕の改善点は明らかです。僕の夢の実現が僕の家族や友人の夢になるように努力します。ホーマーは僕の目標で、彼のようにありたいとこの映画を見るたびに思います。

ロケットは何の迷いもなく真っ直ぐにグングンと空の彼方に飛んでいきます。僕もあのロケットのようにどこまでも遠くにいきたいと思います。

最高の映画です!
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