独りで岩山歩きをしていた男が、岩の裂け目で岩に腕を挟まれてしまう。
食料はなく、
400mlの水があるのみ。
行き先は誰にも告げず、
メモも残していない。
そんな極限状態に陥った人間の様子を描いた作品。
こんな体験は絶対にしたくないと思うけれど、
助かった主人公をみていると、
彼はこの最悪の状態だからこそ、自身の人生を振り返って、自分の過ちに気づき、本当に大切なものがみえる。
死を身近に感じるような状態は、もちろん良いものではないけど、それ相応の対価を与えてくれると思った。
苦しいときにしか得られないものもあると思わせてくれる映画だった。
裂け目をでて、砂埃の中に映る3人の人影が幻覚じゃなかったときの感動が忘れられない。
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