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スカーフェイスのyuhiのレビュー・感想・評価

スカーフェイス(1983年製作の映画)
3.7
これぞギャング映画!
キューバからアメリカへ渡ってきた元軍人のトニーが、持ち前の度胸でのし上がっていく。

トニーは物凄い勢いで上へ上へとのし上がっていくが、その代償として、家族や親友そして夢や希望までも失っていく。
トニーの前に置かれる麻薬の量が増えていく様子が、フランクの、「人間の欲には限界がない」というトニーへの助言を思い出させる。

彼は成功したのち自分の生活を振り返ったが、そこには、金、女、薬物や酒が溢れているだけだった。
そんな自分から目を背けるために、薬物にどんどんのめり込み、さらに自分の周りのもの全てが信用できなくなってしまう。

映画の終盤で、彼の唯一の救いであった妹に銃を向けられるシーンは彼が全てを失ったことを強く印象づけていた。

そんな中でも彼の度胸だけは本物であったんだなとラストの銃撃戦で感じた。それともあれは失うものをなくしたゆえだったのかもとも思う。

人間はどうすれば幸せになれるんだろう?
お金でも、社会的地位でも、絶世の美女でも、一時的な快感でもない。

本当のこたえは、人間の心にある、意欲や関心による感動、じゃないかと最近考えている。


ちょっと長すぎて疲れました。

ヽ(´o`;
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