くらら

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのくららのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

美人CAを引き連れて颯爽と空港を歩く有名なシーン、こういうシーンだったのかと驚き!ただ騙して楽して金持ちになるというより、お金があれば幸せになれると考える少年が幸せになるには愛が必要なことに気付きそれを探し求めるストーリーだった。

お気楽で女性に優しいお父さんと素敵な親子関係だなと思ってたけど、何でも人のせいにするからこそフランクができてしまったのかなと思った。
母親の浮気で16歳の時に両親が離婚し、父親のことも信じられなくなったフランクがなぜここまで生きようとするのか。人からの愛情に執着し求め続けていたのかと思うとカールとの不思議な友情みたいなものにも納得。
それにしてもカール、途中は全然フランクを捕まえられなくて愛おしい。そして父親は亡くなり、母親が再婚して新たな子どもがいることを知り逃亡を諦めるのが何とも切なかった。
フランクの地頭の良さとお顔の美しさ、愛嬌の良さ全てが揃ったからこそこの事件が起こせたのもすごいし、FBIにスカウトされたの笑ってしまった。

詐欺師を捕まえようと奮闘するカールが「嘘の中で生きる方が楽だ」って言うのも印象的。

ジョンウィリアムズがこういう映画の音楽作るの意外だったけどやはりかっこいい。オープニングとエンドロール1曲目が好きすぎるし、挿入歌のセンスも最高!
全部観た上でオープニング映像見直すと色々分かって面白かった。
くらら

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