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ファンタジアのyuuuumiのレビュー・感想・評価

ファンタジア(1940年製作の映画)
3.7
クラシックは詳しくはないが、好きなジャンルの一つである。
世の中には映画やドラマ、本や音楽など、エンタメに溢れているが、様々なジャンルの中身を知らないよりも知っている方が断然楽しめるし、エンタメが、教養を高めてくれる事の一つだとも思っている。

クラシックは一般的にあまり聴かれていないイメージであるが、ぜひ漫画『のだめカンタービレ』を読んでクラシックファンになっていただきたい。
曲の背景を知ってから聴くと、クラシックがとても身近なものになるのだ。

この作品に登場するヨハン・セバスチャン・バッハによる『トッカータとフーガ/ニ短調』であるが、この曲を聴きながら、洋画の悲劇の、あるシーンの一部分が思い浮かんだ。バッハの曲は、なんとも言えないロマンチックな曲である『G線上のアリア』が一番好きだ(この作品とは関係ない)。

『ディズニー100フィルム・フェスティバル』でこの作品が公開され、その時のパンフレットで、この作品の解説を読みながらの贅沢な鑑賞をしてみた。

音が映画に導入されてから、音楽は常に重要な役割を果たしてきたとあるが、どの映画でも、劇中に流れた音楽で映像が脳裏に思い浮かんだりするし、この作品のラストの曲の融合は、ディズニー作品の善と悪を象徴しているかのように思えた。

このアニメーションとクラシックが融合した作品が、その後のディズニー作品にも影響を与え、進化させてきた事はすごい事だ。
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