斬切りバーニー

CUBE ZEROの斬切りバーニーのレビュー・感想・評価

CUBE ZERO(2004年製作の映画)
2.5
「CUBE」の日本版リメイクを機に、「CUBE ZERO」を再鑑賞。

はて、勘違いしている(引っ掛かっている)人も多いようなので、ここで一つ注意喚起を! CUBEの人気にあやかり、今作のような類似タイトルが世の中には多数ある。ーーだが、気持ちは分かる。なぜなら謎が謎を呼ぶように、疑問が何一つ解決しないもんね。それで、ついつい続編が気になり、誤って類似品を……なんてことに。

実は、私もそうなりかけた一人である。危ういところで旦那に教えられ、命拾いをした。なので類似品を鑑賞したことはないのだが、面白いのなら見てもいいかなとは思っている。ただ、類似品が本作を上回ることがあるのか、と考えると非常に悩ましいところだけど。

で話を戻すが、正式な続編は「CUBE2」と「CUBE ZERO」。くれぐれも間違わないように。そして「CUBE ZERO」が完結編となる。

さっき謎が謎を呼ぶって言ったけど、ZEROではほんのちょっとだけ謎が解き明かされる。ホントに爪の先くらい、ちょこっとだけね……。と言うのも、CUBEの管理者がメインの話になるからだ。

しかし今となって思えば、こういう管理者の話って、それこそ世の中にごまんとありふれてるよなあ。そんな想像のつく展開なら、あえて見ない方が「CUBE」は至高のままだったかもしれない。

人間の想像力は無限だ。ミロのヴィーナスの腕みたいに、謎が謎のままだから価値が高まる場合もある。