tottsun

つぐないのtottsunのレビュー・感想・評価

つぐない(2007年製作の映画)
3.8
私が最近見た映画300
「つぐない」
私が始めたDVD鑑賞記録もとうとう300本目!
1930年代、戦火が忍び寄るイギリス。政府官僚の長女セシーリアは、兄妹のように育てられた使用人の息子、ロビーと思いを通わせ合うようになる。しかし、小説家を目指す多感な妹ブライオニーのついたうそが、ロビーに無実の罪を着せ、刑務所送りにしてしまう。
この映画についてどう書くべきか上手くまとまらずに悩んだ。 正直今も正解が分からずにいるけど…
見て分かる通りセシーリア役のキーラナイトレイが一番目立つビジュアルだから彼女のための話かと思ったけど…どちらかというと彼女と恋仲であるロビーと彼女の妹であるブライオニーの話でした。
最近私が気になっているシアーシャローナンですが彼女はこの時から既にこんなにステキな演技ができる子だったんですね。
正直キーラナイトレイよりも彼女の演技に引き込まれました。
ちょい役ではありましたがベネディクトカンバーバッチも出演してましたね。
なんだか子供って素直だけど残酷だなって思いました。
私の家庭もあまり性に対してオープンではなかったので今までまともに親とは(姉妹でもか…)話ししたことはありませんでした。だから当時の私も今思えば相当歪んで捉えていたと思います。だって映画やドラマ(アニメでさえも)キスシーンすら気まずくて見たくありませんでした。
ブライオニーにとってはある意味恐怖だったんでしょうね。
最後の結末はショックで果たしてこれで償われたのかどうかは分かりませんがこんな十字架を背負うことなくみんなそれぞれ幸せになって欲しかった。っていうのが正直な気持ちです。
この時代ゆえ、身分の差ゆえ…
抗えないものなんだろうな。
映像や音楽は綺麗でしたがストーリーの進行方法はあんまり好きな感じではなかったかな。
くどく見えてしまったので…
小説が原作とのことですがまさに文学的な作品でした。
私的には☆☆☆.8かな。
tottsun

tottsun