さよなら僕のマクガフィンたち

ドライビング Miss デイジーのさよなら僕のマクガフィンたちのネタバレレビュー・内容・結末

ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

午前10時の映画祭で鑑賞。
1990年のアカデミー賞作品賞を受賞した作品で、黒人の運転手ホークとユダヤ系のお婆さんのデイジーの25年を描いたいわゆる良い作品です。

デイジーがアクセルとブレーキの踏み間違えで事故を起こすところなんて今の日本の社会問題のようですが、元々小学校の教諭であるデイジーは、黒人の家政婦を雇いながらも「自分は差別なんて、しない」と言い張る。
最初はホークと確執があるものの、徐々に2人の関係はかけがえのないものになり、デイジーはキング牧師の演説などにも顔を出すようになる。まさにデイジーがドライビングされる。

認知症の演技などジェシカダンディの演技が素晴らしい。また息子夫婦が、一般的もしくはやや保守的に振れればこそデイジーの人物像が描かれるあたり。
認知症や子供のように、という台詞かわ後になって効いてくるあたり、監督の手腕というべきか。

正直、前半は眠くなったが、良い終わり方をする。