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特攻大作戦のkirioのレビュー・感想・評価

特攻大作戦(1967年製作の映画)
4.2
ミリタリーアクションの名作
コメディにしてドラマとコンバットアクションを両立させた娯楽傑作

軍規を顧みない指揮官のもと、一癖も二癖もある死刑囚を集めて極秘チームを作る
まさに1969年版「イングロリアス・バスターズ」並びに「スーサイドスクワッド」な本作
キャラクターの個性を生かした特訓が組まれるが、ラストは真っ青な血みどろ作戦が展開される

リー・マーヴィン演じるライズマン少佐をはじめ、チャールズ・ブロンソンやジョン・カサヴィテス、アーネスト・ボーグナインなどなど、どことなく癖のあるメンバーが揃う

主に2部、3部構成な本作
チーム集めから、愉快で楽しい訓練パート
対して、血みどろの戦闘を繰り広げる最終パート
娯楽でありながら、その全てを絵空事にしないあたりに作家の気骨を感じる

犯罪者のアウトロー集団や
反骨的なキャラクター精神など
同監督の囚人スポーツ映画「ロンゲスト・ヤード」を彷彿とさせる要素が多い

もし現代でリメイクするなら、冒頭アクション、MV的なインサートが入るだろう

あと吹き替えキャストが絶妙にフィックスとずれてるのがなんとも
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