大人気を博した「ウルトラマンブレーザー」劇場版
特撮ファン向けなテレビに対して、懐かしい「ウルトラ」映画を思わせるミニマムな劇場版だった
今回のテーマは「親子の絆」
かつてのウルトラマン映画でも、子供がメインとしたよくあるテーマだが、リーダーにしてTVシリーズ初となる所帯持ち主人公のブレーザーでは、逆のアプローチになる
親子愛にフィーチャーすることで、天秤にかけた怪獣被害とか社会倫理がメチャメチャなのも懐かしい
特撮は「ゴジラ東京SOS」以来の国会議事堂破壊をメインにスケールが大きい分、細部は大人しめ
正直なところ、根本的なパワー不足も目立ち、TVで見る時はさほど気が付かなかったが、劇場スクリーンでは、やはり広角レンズの使い回し感はどうしても目立った
ともあれ、「スカード」チームに目立った活躍はないものの、TVのキャラクターを活かした掛け合いやオマージュシーンがあったり、「ブレーザー」の良さはしっかり用意されている