ボクサーがグローブをつける前に手に巻く布をバンテージという。
バンテージを巻くとき色々な思いが脳裏に浮かんでは消えていく…
ジムの仲間たち…試合の度にいつも電話してくる母ちゃん…ずっとほったらかしの彼女…
肉が食いてぇな…
グローブの紐を縛りながらトレーナーの仁さんがおれの顔も見ずに言った…
「老いぼれに引導を渡してやれ…」
ザワザワと聴こえていた周りの人の声がスッと消えて…おれは静寂に包まれる。闘志は高まっているが脳は冷たい鉄のように冷えている。今…おれは…強い…
ボクシング映画って多いよな。
そしてハズレがない…
最近は日本でも「百円の恋」や「ああ荒野」…良かったな…
なんと言っても「ロッキー」…終わったかと思ったら「クリード」
でもおれがボクシング映画で最高だと思うのはやっぱりこの「レイジング・ブル」
伝説のボクサー、「怒れる雄牛」ジェイク・ラモッタの映画は俳優ロバート・デ・ニーロの伝説になりました。
オープニングとエンディングにシャドーボクシングが出てくるのですが、まったく意味も違うし別人にしか見えないデ・ニーロ…すごいです。
オープニングのシャドーボクシング…その美しさに呆然とします💦
おれはゆっくりと立ち上がる…グローブとグローブを打ち合わせてリングに向かう。
観客の声援と照明の強い光におれは包まれて、ゆっくりとリングに向かう。
ボクシングにいったいどんな意味があるのだろう?
人は殴り会う野蛮なスポーツにいったい何を感じるというのだろう?
やっぱりカッコいいよね…ボクシング…痛いのやだし…やったことないけど…やりたくなってくるね😁💦
おれ…牡牛座だし😁💦