とにかく中谷美紀の美しさと色気と演技に惹き込まれます、、、
内容に関して言えば、松子の人生はどん底のようなものだったかもしれないけれど、たくさんの人と関わってたくさん愛されていたしちゃんと存在していた、うまく表現できませんがどんな人生であれ生きていた、存在していたということに意味があるのだと考えさせられました。
本筋は重くて辛いし松子の最期はあまりにも悲し過ぎますが、明るくポップでファンタジックな世界観が混ざってどーんという気分にはなりません。ラストもハッピーエンドとは言えないかもしれないけれど良い意味でホロりとなりましたし、後味も悪くは無いです。
暴力的なシーンが多くてしんどかったりもしましたけどあの世界観や昭和の感じが好きです。昭和に生きてない私が言うのも変ですが(笑)
瑛太の役も全然無駄ではなくいい味が出ていたなあと感じました。