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ふくろうの8637のレビュー・感想・評価

ふくろう(2003年製作の映画)
3.2
"絶望ヶ丘(笑)"に向けての綺譚。

男が来て、酒を飲んで、あとは本能に任せて、また酒飲んで、死ぬ。その繰り返しがずっと続くだけではなく(続いたままでも一定の面白さはあった)、シチュエーションコメディ的にドタバタも巻き起こり、上手く締めていた。
それでも笑顔のふたり。

映画に不向きな題材だったとは思わない。大竹しのぶも伊藤歩も文字通りの怪演ではじめは観ていられなかったし。
もしこの作品が別の媒体で公表されていたとしても私は観ないだろう。映画だからこそ怪演が観られた。だから映画で観られて良かったと思う。
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