シネフィルmonk

カティンの森のシネフィルmonkのレビュー・感想・評価

カティンの森(2007年製作の映画)
3.8
第二次世界大戦中、“カティンの森事件”と呼ばれるこの悲劇は、ソ連の支配下にあった冷戦時代のポーランドにおいて長く語ることをタブーとされてきた。
本作は、自らの父親もこの事件の犠牲者の1人であるポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ監督が、そんな歴史的犯罪に改めて光を当てるとともに、国家の欺瞞に翻弄される犠牲者家族の苦悩を描き出す入魂の人間ドラマ。
当時のナチス・ドイツ、ソ連といった大国の狭間で蹂躪と侵略をされた小国ポーランドの戦争の実体験、恐怖を描いた戦争史実や記録に基づいたノンフィクションです。
シネフィルmonk

シネフィルmonk