少林寺といえばリー・リンチェイが門戸を開いたイメージだが、実際の少林寺が監修したというこの映画は雰囲気が明らかに違う。
確かに激しいカンフーはあるのだが、それ以上に重視しているのは犠牲や献身などの心の部分。
物語は単純明快。
部下の裏切り出全てを失った男がたどり着いたのが少林寺。
その教えを身にまとって変わっていく。
基本的にはアンディ・ラウが主役なのでシリアス場面を担当。
意外にも笑いは少林寺の僧たちが担当と面白い分担だ。
その少林寺にはゲスト的扱いでジャッキー・チェンも顔を出し、格闘もしっかり見せる。
これはあくまで21世紀版の少林寺であり、功夫だけを求めてはいけないだろう。