じょり

ブラックブックのじょりのレビュー・感想・評価

ブラックブック(2006年製作の映画)
4.0
①ずばりバーホーベン度 50%
②ナチだから悪、ユダヤだから善でもない事実の人間不信度 90%
③道から外れず生き抜くことそれだけで人は美しい度 100%

局所的歴史を駆け足で追うみたいで、映画というよりテレビドラマな印象を受けました。尺の問題か、いつもより監督は相当エナジーセーブな描写で、やり過ぎたら映画の趣旨とずれる、もしくは残酷シーンてんこ盛りで上映不可となることを懸念した(or上からの指示)のではないでしょうか。ともあれナレーション抜きで話が理解できる手腕は流石。
OPシーンの存在は、ナチ系サスペンスが苦手な私にとって救いでした。悲惨な人生後のささやかな暮らしを営むカットで涙が…エリスたち女性は強かった。見たことある顔だと思えば『ネコのミヌース』の女優さんか💡歌も上手いな!欧州の俳優は力ありました。
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