とびん

バットマン リターンズのとびんのネタバレレビュー・内容・結末

バットマン リターンズ(1992年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

バットマンの続編。
今回ゴッサムシティを襲ったのは、ペンギン男とキャットウーマン。
前作のヒロインと別れちゃったのか……。
なんか、熱烈な愛し方してたから少し残念だった。その後も、出てくるかと思ったが、全く出てこず。
何でだろうと思ったら、キャットウーマンとなんかいい感じに……。いやなんでだよ……。主人公、どこに惹かれたんだ……。
別れたというのも、ライバルと恋仲になったらどうなるかという設定にしたかっただろうという制作者側の思惑が見えてしまって冷めた。
細かいこと言うと、キャットウーマンはなぜキャットウーマンになったんだ? 猫にかじられたらキャットウーマンになれるのか?
そこが少し気になった。
とにかくヴィランに魅力がなかった。
自分がジョーカーを好きすぎるというのがあるかもしれないが(笑)
ストーリーは王道で特に語ることはありません。
でも、ペンギン男は親に捨てられて、下水道で生きるしかなくて、その中でも地上に出たいっていうただそれだけだったのに、敵役だからという理由で不幸になるのは可哀想だった。彼はただ運が悪かっただけで、ここまで大衆に嫌われるという構図が好きじゃない。
敵役には敵になる理由、敵になった理由、そういったものが必要だと思う。
その理由が自己中心的なものになればなるほどヘイトは増すし、不運なものに近いほど同情を買う。
今回は不運すぎて逆にバットマンの感情移入を阻害していた。
ペンギン男に、もう少し救いをあげたかった。
とびん

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