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2001年宇宙の旅 新世紀特別版のyuuuumiのレビュー・感想・評価

1.0
午前十時の映画祭、天才と言われているスタンリー・キューブリック監督作品に挑戦。
1968年の作品。

まだ人類が文明を築く遥か昔、突如現れた謎の物体を前に驚きを隠せないヒトザルの様子が描かれ、何かわからない物体にとまどいながらも触れたり、聴いた事のある音楽とともに新たな発見を描き、進化した先に今の人間があるんだと気づかされた出来事が描かれていました。本能って凄いし、容赦がない。

宇宙から見た地球や、ペンが無重力で浮遊している様子や声紋識別は今では誰もが知っていたりする事ですが、まだ未知の世界を体験したことがないであろうこの映画の公開当時は、きっと何が起こっているのか理解できていたのかは謎です。
50年以上前の作品ですが、今、まさに体験しているような事が監督によってすでに描かれていたんだなという事が衝撃でした。
宇宙船の制御を司るAIの暴走なんて、現代で考えると今まさに、人からAIになろうとしている、そしてこれからもっとAIが普及するだろう世の中を想定している事が、まさに現実に起ころうとしているかもしれない事が怖い。後半人間対AIの戦いは緊張しました。

人類の進化について描かれているこの作品通り、人類がAIに勝てるような進化をするのかもしれないのかと考えたりもしましたが、やはりこんな作品を世に送り出したキューブリック監督は天才だと思い知らされました。

私には理解不能映画でした。
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