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八つ墓村のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

八つ墓村(1977年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

おちのびた吸血鬼がゆきだおれた村のはずれで質素にいきのびようとしていたのに村人に当局へうられて虐殺されてしまう。末裔の女吸血鬼が復讐のパートナーとして同胞の吸血鬼男を街でひっかけ色じかけでディストピア村に監禁。まるでカフカの城のよう。そしてベトナムやオキナワの排外差別主義をかんがえさせられる。復讐のターゲットの村の地下は地球防衛軍のようにひそかに吸血鬼の本部要塞化がなされていた。そこには屍蝋化したドラキュラ伯爵。村の双子の老婆を死後もテレパシーであやつり復讐計画はすすめられる。ジョナサンハーカー役にはショーケン。ヘルシング役には寅さん。とにかく吸血鬼をやさしくうけいれてくれたようにみせかけ。てのひらがえしする村人がこわい。移民問題。葛飾柴又寅屋車屋のように誰でもわけへだてなくうけいれやさしくしてくれる場は夢物語なのだろうか。
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