レッドドラゴンのラスト…レクター博士がクラリスを独房に招き入れようとする言葉に惹かれ、見ずにはいられなくなりました🦋
アンソニーホプキンスとジョディフォスターの格子を挟んだ緊迫の会話…魅せられます。
レクター博士がFBI捜査官クラリスを、鋭い知性と言葉で弄び追い詰める。格子越しなのにそのやり取りはまるで肌と肌が触れ合う程の至近距離に感じて、エロチックに思えてしまう。
前作のエドワードノートンとの会話とは全く違う緊張感と、2人が醸し出す独特の雰囲気…何もかもお見通しのレクター博士に自分を分析されるクラリス。導かれるようにレクター博士の手中に嵌っていくところが刺激的。
連続殺人犯を追い詰めるシークエンスと、レクター博士の逃走劇が同時進行。でも被害者の生皮を剥ぐ猟奇殺人事件の犯人より、レクター博士の怖さの方が上まわる。おそるべしレクター博士、おそるべしアンソニーホプキンス。
怖いもの見たさの人間の本性を刺激して、ラストまで一気に見せる展開は見事です。
ジョナサンデミ監督はもう亡くなられてるんですね…ご冥福をお祈りします。
次は…時系列で言うと三部作の一番最後のハンニバルですよね?