日本で生まれたし、この映画の舞台には一度も訪れたことがない、だけどなんでこんなノスタルジックな気持ちになるんでしょう。
この映画では、大人になった誰もが、その途中のどこかで捨ててきたり、通り過ぎてきた何かが描かれている気がします。少なくとも私にはそんな風に思えました。
トトの子供時代の描写が幸せすぎて、変わっていくことが怖いなと見ていて思いました。トト、このまま可愛い子供でいてくれないかなかって。本当に幸せなとき、変化を嫌う人の心理は映画という架空の世界の中にも働くのね。
けれども、時は流れます。
一緒に見たお父さんもわたしも、ラストシーンは涙、涙でした。
あのテーマソングもね、本当に映画史に残る名曲中の名曲ですよ。
海外の番組なんかでよく、BBC promsとかHollyood in vienaでオーケストラが映画のテーマソングを演奏するけど、その映像でも、やっぱりノスタルジックな気持ちになりました。本編映像がなくても、テーマソングでその世界観に浸れるという意味では音楽的にも優れた映画ですね。
映像ファンを名乗るなら絶対見ていなきゃ！な名作ですぞ❀.(*´◡`*)❀.
