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チキ・チキ・バン・バンのgenarowlandsのレビュー・感想・評価

チキ・チキ・バン・バン(1968年製作の映画)
4.0
楽しかった~ 歌は聴いたことあったけど、エンジン音からきた改造車の名前だったのね。発明家の父親と子供たちの夢ある冒険ミュージカル。同時代の「メリーポピンズ」もそうだけど、子供を大切に、というメッセージがしっかり伝わってくる。

「くるみ割り人形」みたいにちょっとダークなファンタジーも含まれ、怖かったり、楽しかったり、子供が夢見る物語でした。

主題歌以外もミュージカルとして素晴らしく、お菓子工場の社長令嬢白バラさん(サリー・アン・ハウズ)の歌や、父親役のディック・ヴァン・ダイクの歌と踊りはもうどこに重心があるかわからない、感動します。「メリーポピンズ」のバートだったんですね。

父親以上に変わり者の祖父や、お菓子工場の社長等、子供より子供みたいな大人が出てきて可笑しい。

原作者のイアン・フレミングは007シリーズの著者。脚本を書いたロアルド・ダールも小説家でフレミングの友人で元パイロット。チキチキバンバン号が水陸空を自在に走り回るのは子供たちのボンド号なのかもしれませんね。

原題からはチキチキには読めない~
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