「ロード・オブ・ザ・リング」において映画界を席巻し、巨匠となったピーター・ジャクソンが初期に撮ったスーパー・スプラッター・ゾンビ映画。
「これの監督ってロード・オブ・ザ・リングとかホビットと同じ人だよ」って言っても一般人には信じてもらえないような内容です。
グログロでゲロゲロに酷いけれど、超面白い!
DVDを売ってしまって一番後悔している映画でもあります。なんで里子にだしてしまったんだ・・・ううう。
もう廃盤なんで、早く復刻してほしいものです。出来ればブルーレイで。画質は良くならないでしょうが、コレクションしたいし。
奇妙なネズミのような猿のような動物に噛まれた人間がゾンビと化し、ゾンビ同士でセックスをして赤ちゃんゾンビが生まれてしまうなど、やけくそのようにやりたい放題です。
基本、コメディなので、唐突に神父がカンフーでゾンビと戦い始めたりしますよ!
でも、当然ながら、ちゃんとゴア描写満載のスプラッターシーンも用意されています。
主人公が芝刈り機でゾンビを殺しまくる(正確にはもう死んでいるんだけど)場面では、プール一杯分ぐらいに思える量の血しぶきが飛びまくる阿鼻叫喚の地獄絵図が展開されるんですけど、あまりにも血がビュービュー飛びでて、手や足がポンポン飛んで、人体破壊描写がこれでもかと繰り返されるので、怖いとかおぞましいよりも思わず笑っちゃうほどです。
クライマックスは、母親ゾンビとの対決なんですが、親離れ・子離れという隠れたテーマが露呈して、なんだか高尚な何かを観てしまったような気になりかけましたが、やっぱり気のせいでしょう!
数あるゾンビ映画の中でも抜群の存在感を誇る怪作!
是非、これを観て、ブレインをデッドしましょう!
