ふぁるこんりえ

トイレットのふぁるこんりえのレビュー・感想・評価

トイレット(2010年製作の映画)
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2013年01月24日 00:09


(2010)日本とカナダ
監督・脚本 荻上直子

ウィキペディアで調べたら、携わっている方も、外人さんの名前が多くて、わぁお!

最近、トイレのタイミングがわからなくなった。
そもそも、そんなふうに気が回るくらい、時間にゆとりがあるからじゃないの?とも思ったり、
いろいろ考えてた。
よく、毎日同じ時間に同じ時間の電車に乗って・・・・っていうことがあるけど、
私にとって、その日常がとても生きることに重要と気づかなかったです。
だって、私は、知らないうちに毎日やってくる軸を基準にトイレに行くリズムを作ってたからです。
でも、今、それがなくなってから、
自分がいつトイレに行けば良いのかわからなくなってしまったのです。
自然にトイレに行けなくなったことに気づいて、
自分には毎日同じリズムがないと生きて行けないことに気づきました。
そしたら、トイレットがあるって知って、
すっごく嬉しくなって、この日が来るまで楽しみで、そして頑張った。

死で始まって、死で終わる映画。
くるくる回る。
この映画見てたら、今度ばぁーちゃんに会ったら、
やたら何かがあるたんびに「ばぁーちゃん」と呼んでみようと思ったし、
「ばぁーちゃん」ってばぁーちゃんを呼びたくなる、
この映画は、ばぁーちゃんが恋しくなる映画でもあった気がします。

全てが美しかったです。
好きですなー
なにもかも。

モーリーが「欲求に理由を求めるのは無意味だ」って言ってた。
それを言いたかったです。
そう!好きな物はすき!すきだからすきなのです。

夜ゴハンの時間じゃないときに、
おいしそうな、お寿司、ギョーザ、あとなんだっけ?が出て来て、
ちょっと見るのキツかったです。

「西の魔女が死んだ」に出てるサチ・パーカーさん、シャーリー・マクレーンって女優さんの娘さんらしい、
人とばぁーちゃんがベンチに座ってるシーンが二回あって、
全然足が、地に付いてなくて、ぶらんぶらんなばぁーちゃんの足を、
お母さんが、気にっていた。

ミシン、素敵だった。

ことばが通じなくても、
ただその人がいることが、
もうあなた自身の力に、その人がなってくれている。と感じました。

きっと、すっきりした~のため息かな?