ふぁるこんりえ

ソウルフル・ワールドのふぁるこんりえのネタバレレビュー・内容・結末

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ずっとディズニープラスに入りたいなっと思っており、
台風の影響で、帰省がキャンセルになった中、
DIZさんのツイートを拝見し、見た。

ビジュアルに惹かれがちな私は、
あの青い生き物がとっても可愛くって。
物語を見ていくと、心にくるものがあった。
私は相変わらず、いつまで経っても人生に迷っている。
内定を貰うかわからないけど、
今の仕事を辞めて、また以前関連の仕事に就きたいと思い、転職活動中。
そこで兄に、給料が低くなってでも、好きな仕事をしたいとは今は思わない。と言われ、
結構打撃を受けていた。

自分でもなんとなくわかっていた。
ずっと、35歳にもなって、自分には何もない。
自分の中では、自分の人生にいっぱいいっぱいになりすぎてたのかなぁ。
何にもない自分には、何か欲しいのだ。
すがるものが欲しくてたまらないのだ。

この映画を終えて、いろんな人の感想を読んだ。
その沢山の感想がとても良かったのも、この映画が好きになる一つ。

今の世の中は、自分のプライベートを曝け出しているって言葉はおかしいか、、、
それが多くて、いつの間にか自分とその人で比べてしまっている。
また自己肯定感が低い自分は、
無意識に自分を低く見ている。

ジョーの煌めきは、ピアノだった。
22番にジョー後から気づいて教えたものは、
模索していた時に言ってた、身体の役目の味覚臭覚感触だった。

床屋でのシーンはよかった。
猫のジョーの表情がとても豊かで、
確かに、この人のこと知ってる。わかってる。と思いこんでた自分が、
実は知らずに、初めて本音を聞いたときの驚きや、大切に思ってた人の大事な部分を知らなかった自分のショックさや、言葉にはなかったけど、わかるものがあった。

ジャズは即興!

マンホールに落ちて、物語の展開に変わるシーン。
あっちの世界がとっても幻想的に表現されている。
自分の人生を俯瞰してみれるシーンは印象的だった。
水色の生物
魂がつぶれるのは地上へ行ってからと、現実を痛感させる皮肉な言葉があったり。


〝生きる意味(目的)など必要ありませんがなぜ〟
〝きらめきは生きる意味(目的)ではありません。メンターは面白いことを考えますね〟
〝なぜ生きるのか、生まれる理由とは。(目的だの生きる意味だのと)ずいぶん単純だ。〟

わたしはクズ。生まれる理由がない。(目的がない)何もない。(生きる目的)生きる意味がないの。(何もない)

後半の回想シーンが良かった。

一瞬一瞬を大切に生きるよ。