ふぁるこんりえ

君の名は。のふぁるこんりえのネタバレレビュー・内容・結末

君の名は。(2016年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

一昨日から、泣いてばかりいる。

まずは、人が泣いてるのを聞いてるのから始まった。
安住さんの日曜天国で安住さんが突然泣き出した。
その次は、高橋源一郎さんのラジオで山本文緒さんの朗読を聞いて涙が出た。
そして今日は、この作品だ。

当時勤めていた職場の先輩が、
冒頭のシーンで泣いたと言っていたことを思い出した。

新海監督の作品は初めてだった。
印象に残る名前。

私はこの作品を見て、
当時流行っている作品は、その時に見なければ。と思った。
私は、本当性格が捻くれており、
話題になると食わず嫌いになるところがあるからだ。

私も田舎から上京してき1人。
親戚の伯父は、仕事で時々東京に来るが、
東京は人が住むところじゃない。
東京には、高級ブランドのディスプレイが沢山あり、
そうゆう環境が当たり前で、日々そうゆうのを見ていると、感性が違ってくる。と言ってたのが重なった。
瀧くんたちが、カフェに入って、建物の構造を気にしたり、
田舎には無い、人が作り出した動きのあるものが溢れており、活性化しているように見える。
若い頃は、本当にそれが眩しくって、
憧れる。
私も、東京と言えば、大好きな漫画NANAを思い起こしてた。

想像以上に良かった。

自分は何ものか?と思うけど、
話が良く出来てるなぁ。と度々思った。

また声優陣がよかった。
大好きな神木隆之介くんだ。
それに、上白石萌音ちゃんに、もう亡くなられてしまったけど、市原悦子さん。
それに、長澤まさみに成田凌。
四葉ちゃんは、あの子役の子だった。
三葉に「しっかり勉強しておいでー!」と言って、しっかりものの可愛い妹ちゃんだ。
2人が入れ替わるので、
声色も変わってたりして、声の中の演技も素晴らしかった。

主人公の瀧くんと三葉は美男美女で、身長のバランスも良く、にもスタイルも良く、
その辺も美しいけど、
この映画の聖地巡礼が話題になってたけど、
行きたくなる気持ちがわかった。
こんなにも、自然の美しさを、人を惹きつけるまで描写出来、
さらに人まで動かしてしまうんだから、
凄いもんだ。

また、音楽担当のラッドもよかった。
野田洋次郎の声も歌詞も音楽も作品とこんなにマッチしてた。

こんな作品を作って、次からも作品を作り続けることに改めて感銘を受けた。

余談だが、
私、好きだったバンドが、
このアルバムを超えることが出来ないから、
活動休止になったこと知らなかった。
作品を観たことをメールし、ついでに近々起き、感じたこともメールしたら、
その日電話をかけてくれた。
それを兄に言ったら、単に仲が悪かったのもあると思うよ。
でも、一年に一度、必ず思い出させてくれる日が10年間あったことを、
話してくれたときは、泣いたと兄が言っていた。

この作品で思ったことは、
私たちが普段、なんでか無意識に夢中になったことや、
気にかけてることに、
見えない何か不思議な感覚の背景があるのかなぁと思ったら、面白く感じた。

最後スペシャルサンクスに、
岩井俊二監督の名前があり、すぐ検索した。
私が1番大好きな映画、花とアリスのオマージュのシーンだったのね!
わかった!わかったよ!
こんなところにも、どこかで映画ファンを喜ばせる要素が隠れてるなんて、
とっても嬉しく思った。

良いじゃない。良いじゃない。
ハッピーエンドで良いじゃないか。
前はハッピーエンドがつまらない。みたいな単純な感想を聞き、
正直それに乗ってた自分も居た。
でも、私たちは余暇で何を求めてるのかな。
わたしは、心の息抜きや、こうゆう別の世界を見て、
少しでも日常から距離を置き、
何かを求めてる。

ただ、ただシンプルに、
再会できて良かったと思った。

わたしはかたわれ時に、ふたりがやっと出会えたシーンで涙が出た。
2人はイマジナリーフレンドみたいだったね。
でも、空想ではなく、現実になったね。

何度も観たい映画。
何度も観れる映画。
もう何度も観てしまっている映画だ。

先輩にも連絡したよ。
今夜は天気の子を観る予定。