1959年、アメリカの伝統ある寄宿制学校、卒業生でもある新任のキーティング先生(ロビン・ウィリアムズ)は、自分の頭で考える、を目標に「言葉」の重要性を説く。この先生の授業がとても魅力的なのだ。自分で詩を作り皆の前で朗読させる、机の上に立つと視点が変わる、と言って机に立たせる、生徒は最初しり込みするが、次第に内なる心を開放させてゆく。
親たちの多くは固い職業のエリートになることを期待している。そんな中演劇をやりたいニールは反対する親を振り切りシェイクスピアの舞台に立ったが・・ 切なすぎる結末に苦い心情がしみ込んでくる。
伝統的な堅苦しい学校に新風を吹き込む若い先生、というと「コッホ先生と僕らの革命」を思い出す。コッホ先生は実在だがこちらは創作のようだ。
ニールと同室の内気なトッド役がイーサン・ホーク。公開時20歳。そのほかのクラスメイト役の役者も1969~71生まれ。
入学式の場面から始まる。小中高生までが学んでいるようで、入学時期は小学から高校からといろいろなようだがいずれも両親そろっての見送り。この学校に入学するのは親にとってもステイタスなのだろう。
1989アメリカ
2023.3.20BSプレミアム