TAK44マグナム

ガメラ2 レギオン襲来のTAK44マグナムのネタバレレビュー・内容・結末

ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

現時点での世界最高峰の怪獣映画。
かなりリアルな設定のもと、怪獣が人間の生活を脅かす事件を徹底的に描写しています。
前作も「怪獣がいる風景」をうまく見せてくれた良作でしたが、「2」は100倍はパワーアップしています。
特に、敵怪獣であるレギオンの設定が出色です。本来、宇宙怪獣という存在はそれ自体、リアルでない存在なのですが、それを絵空事にしないように「何故、街を破壊するのか?何故、人類の脅威となりうるのか?」にちゃんとして理由を与えているところが見事です。それに何といってもレギオンはかっちょいいし。強いし。
自衛隊とガメラが共闘するシーンは何度みても震えますね。怒り狂ったガメラの必殺技が炸裂し、自衛隊の攻撃でバリアーを張れなくなったレギオンを粉々に粉砕する様は激興奮モノです!
軍人俳優、永島敏行も、かなりいい演技しています。
死んだかのように見えたガメラを、子供たちの祈りが復活させるのはファンタジーですが、地球(勿論、人類もその一部)のエナジーをその源とするガメラなので、祈りとか想いで復活しても不自然に見えず、旧ガメラシリーズを思い起こすようなサービスシーンだとも思え、好感がもてます。


至高にして究極、日本が世界に誇れる、最強無比の特撮怪獣SF映画、それが「ガメラ2レギオン襲来」です!


劇場、レンタルビデオ、セルDVD、セルブルーレイにて