理か

レナードの朝の理かのネタバレレビュー・内容・結末

レナードの朝(1990年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

考えること


薬を処方しかけた量の10倍入れた時、ヤバいと思った。副作用がついてまわるからである。
素人でも怖くなる。

嗜眠性脳炎、恐ろしい病気である。脳に菌が入るのだろうか?

そして、奇跡が起こった。実話だから凄い。
レナードの母は、
“My baby❗️”と叫んで抱きしめた。

どうなんだろう❓
「一度生き返らせて再び眠らせる、残酷なことをした。」
とセイヤー医師は後悔して嘆くが‥‥。
患者それぞれ、生き返って良かった者、生き返って辛く厳しい現実に嘆く者さまざま。

お母さん、とてもしっかりしてられて、レナードの為に言うべきことをちゃんとおっしゃる。
当たり前。レナードを守れるのは、自分しかいない。と思ってられる。

感動的だが、本作で何を感じとればいいのか考えた。医師の決して諦めない治療法の発見と新薬の開発研究。
新薬や治療方法を見つけ出す為に、自分を曝け出す事も厭わない患者レナード。
と、行き着けば、私には絶望感しか見えなかった。  これでは、医学の進歩は無いが。

『レナードの朝』と、朝を入れているのは、
薬を飲む朝でもあるが、希望を持って前向きに生きて行こうという意味が込められているのかも。
理か

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