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ロスト・イン・トランスレーションのprocerのレビュー・感想・評価

3.1
スカーレットヨハンソンを
初めてみて、
これは有名になる!
と確信した作品です。

 ソフィア・コッポラ監督、
東京が舞台となる作品でゴールデン・グローブ賞受賞!
ビル・マーレイとスカーレット・ヨハンソン主演という作品です。
当時オーストラリアという異国で観ただけに感慨深いものがありました。
全く文化の違う日本に来て生活に違和感を感じるアメリカ人の俳優。
夫について日本に来た若い妻。
この二人を軸に物語はすすみます。

 相変わらず外国人の撮った日本という文化も日本人も
実際とは違うものとなっていますが、
その寂寥感、異文化での自分の存在・・・・
私はこの作品での主人公にとっても感情移入してしまいました。
日本の文化と違和感もテーマとなっていますが、
私はそれよりもこの主人公二人、この気持ちを繊細に描いた部分、
これに尽きると思います。

 好みは分かれると思いますが私は好きな作品です。
ビル・マーレイはもちろんですが、
スカーレット・ヨハンソンが光ってました。
地味ながらお勧めの一本です。
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